廃人と子どものポルカ1 いまさらエアプレイのすごさに驚く

正月で時間を持て余して、ネットワークオーディオシステムの研究。この日のために専門誌を、買い集めていたのだ。 たぶん、YouTubeをテレビで見るために買ったんだと思うが(追記:思い出した。パソコンの画面がテレビにそのまま映せると勘違いして買ったの…

2013年、わたしの最良の書籍10冊、そして通読できたらきっと最良だった10冊

テスト。 絶望 (光文社古典新訳文庫)作者: ウラジーミルナボコフ,貝澤哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見るももクロ★オールスターズ2012アーティスト: ももいろクローバーZ出版社/メーカー: …

日本の笑いは異常発展しているのだろうか? 国民の叔母・清水ミチコの『ババとロック』 in 日本武道館

「国民の叔母・清水ミチコの『ババとロック』 in 日本武道館」。年末、大きなイベント施設といえば、賑やかなライブや何かで埋まっているのが当たり前だが、この日の武道館、何かの事情でおさえていたところがキャンセルを出したようで、「かわりに何かやり…

生きていたスーフリナイトはあした開催、あるゲストDJの趣向を直前にお知らせ

色の領野であるV4だけに、あるいは動きの領野であるMT野だけに小さな損傷のある症例を見ると、このことがもっとも顕著にわかります。たとえば、左右のV4が両方とも損傷されると、皮質性色盲(大脳性色盲)と呼ばれるシンドロームになります。皮質性色盲の患…

「生きていたスーフリナイト」告知第二弾。追加ゲスト、タイムテーブル発表

とってもいい目をしているが、おつむが足りない若者がいた。完璧な人間などいない。若者の名はフレディ・フォーリー。タンカースリーという名の上司と口論していた。 ラファティ『第四の館』柳下毅一郎訳、国書刊行会 夢見がちな新聞記者フレディ・フォーリ…

グラビアアイドルという百魔7 7.7、グラビア史の転回点を目撃して

日曜グラビア史学研究者を自認する者としては(えへん!)、今年春先からの森下悠里のエンジンかかってきた感じと、その流れからの昨晩7月7日の「有吉反省会」での彼女の発言は記録に残しとかないといけない。今晩の「しゃべくりセブン」も楽しみである。ち…

「生きていたスーフリナイト」開催

スーフリナイトは生きていた! 7月20日(土)、四年ぶり五度目のスーフリナイトをお届けする。騒がしい夏の渋谷、道玄坂の地下で、大人のバカ騒ぎをお送りする。我々は自分らしい人生を積み重ねているだろうか? はんぶん流されながらここまで来て、多少満足…

wwwでOL killerを見た。

※[music]wwwでOL killerを見た。wwwでツーマンでグループイノウが出るというので、散髪かオーディトリウムで大根仁第二監督作『恋の渦』か、高いけどリキッドのゴッドスピードユー!ブラックエンペラーかそれともイノウか迷ったが、イノウ久しく見ていない…

ナボコフみたいな冨田勲

CD

このごろ急に読んだふり、観たフリ、聴いたフリをしてきたものに挑戦している。大島渚の追悼特集上映も、ヴェーラと新文芸座に(自分にしては)繁く通ったし、相米慎二の特集もちょこちょこ行きました。いま読んでるのはホーガンの『星を継ぐもの』と竹中労…

ほしい本130107、今年もよろしく。

去年一回消えちゃったんだこれ。今年もよろしくお願いします!

片岡義男『日本語と英語 その違いを楽しむ』(NHK出版新書)読書メモ

読書人マストの本、というのがある。所属している趣味や専門の分化を超えて、これはマスト、というのが。片岡義男が97年、99年に相次いでドロップした、日本語の外へ、日本語で生きるとは、の二冊は、突然のリリースだったし、著者の作風を、それ自体読まず…

 ミッションズに告知が出ていた

http://blog.goo.ne.jp/k-missions/e/aaab5dca6ff9c10916648afde2c3ecf3金曜日の企画は、開演が21時30分、わたしどもの出演が22時50分からになりました。なので訂正して再掲させてください。 Impulsus friday vol.4日程 9月28日(金) 開演 21時30分 ※オール…

 告知とは人生なのか?

吉田豪の『サブカルスーパースター鬱伝』(徳間書店)は冒頭のリリー・フランキーのインタビューからシビれた。この本は、サブカルで名を成した男性は、40前後で鬱になる。著者も、これからそこに差し掛かってくるので、先輩にエピソードを聞いて、原因と対…

おまけ iOS6の印象

不具合で後悔しないか心配したが、思い切って4SのOSを6.0にした。事前情報通り、グーグルマップがapple製の地図になり、メカっぽい見た目から、柔らかくなった。これは慣れてないだけか、ちょっと残念。地図の中の情報量は比較検討しないといけないが、全体…

本、如何なるほしい物リストに 9月21日

iPhoneアプリ「Item Shelf」で、買いたい新刊をメモしている。書店さん店頭でのその様は、詳らかには書かんけどほんと野暮天、無粋そのもので、都度自己嫌悪するけれども、購入したい本を星で優先順位をつけて上に表示してくれるのが便利で、頻々とつかって…

 グラビアアイドルという百魔番外編 ガビ・デルガドのCDが出た

DAFのガビ・デルガドのソロアルバム『ミストレス』がリイシューされていた! リイシュー、といっても、全世界初CD化!LINK http://diskunion.net/clubh/ct/detail/AW120628DIW-01DAF解散(86年にすぐ再結成する)後の1983年の作品で、コニー・プランクプロデ…

 グラビアアイドルという百魔6 グラドルとボディビルダー、『果てなき渇望』を参照しながら

ステージには、五列になって選手たちが並ぶ。 「デカイ!」 「もっと、その大きな胸を見せてくれ!」 「ナイスポーズです!」 「肩だ、肩! 肩をアピールしろ」 「キレてるぞ! 優勝間違いなしだ」 「第1章 コンテスト」増田晶文『果てなき渇望 ボディビルに…

まがじなりあちらこちら ぼくの文春読書感想文

今週の文春(七月五日号)はどこを繰っても面白い。原監督の醜聞は、それくらいでギャアギャアいうことはないよ、でも一億はすごいよね、と興味ないが。なので、気持ちが昂進して、たぶんこれまでで初めて、iPhoneのフリック入力でブログを書いています。巻…

 「増殖する感謝さんたちと顕在化する感謝型社会への違和、そして分析」のために

まず、/自分が/笑顔になること。/その笑顔が、/まわりに/伝わるといいな… いつも一年後の/自分を想像しています。/こんな風に/なれたらって思い続けると、/叶う気がして。 この、女の子が発したとおもわれる、ちょっとポエミーな、でも力強い信条の表明とい…

 光文社古典新訳文庫 ナボコフ『カメラ・オブスクーラ』について事実誤認のおわび

前回、もう五カ月以上前になってしまうのですが、光文社古典新訳文庫でナボコフ『カメラ・オブスクーラ』が新訳で出て、ほんの触りを読むが早いか、ここで紹介した。id:breaststroking:20111101#p1そこで、この本は先行訳の存在についてまったく触れていない…

まがじなりあ・あちらこちら17 週刊誌戦争が始まる…のか?(途中からポエムのようになってしまう)

ブログもほんとにたまにしか更新していないが、そのたび『週刊文春』のことを書いている気がする。3.11以後、週刊誌の伝える情報はますます無くてはならないものになっている。『週刊文春』と『フライデー』は震災以後、毎週欠かさず買っている。もちろん面…

ぼくたちの好きな冒頭15 ナボコフ『カメラ・オブスクーラ』

光文社古典新訳文庫については、ドストエフスキーのブームがあったときに、ネットでもさんざん批判的なブログが書かれた。自分もジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』が新訳で出たとき、訳者あとがきの黒原敏行氏の意気軒昂な文章(いかに自分の新訳が正しいも…

 五ヶ月ぶりのライブはあした!

お元気ですか。自分は精神は図太くできているが、こう政治も経済も不安定だと、さすがにどんよりとしますね。先日も久しぶりにバンド練習をしましたが、東京の東側のある駅のホームから、投身自殺をする人が後を絶たないという週刊文春の記事を読んで、「SHI…

ryuto taonと抱擁家族、五ヶ月ぶりにライブを行う

まがじなりあ・あちらこちら 日本の夏、おれと原発の夏

雑誌はちょっとしたところに大事なことが書いてあったりするので気が抜けない。『週刊文春』9月1日号の和田誠による表紙画は、中村とうようの死を悼んで、『ニュー・ミュージック・マガジン』創刊号と、和田氏が装丁をした中村の著書二冊のイラストレーショ…

大衆決断の切り抜き帖3

西村賢太が描く北町貫多の物語は、このように様々な落差をちりばめることによって、読者を小説スパイラルの中に強引にひきずりこむのでした。 「おい、ぼく、明日岐阜に行ってくるからね」(「瘡瘢旅行」) という台詞における「おい」と「ぼく」の間の、歯…

ヘンな文章が好きだ 

さいきんハマっているのが、ものすごい熱量をもって、他人を巻き込んでいく、企業家とか、組織の長、みたいな人についての記事だったりインタビューだったりを読むことで、自伝は読まない。客観的に、そのそばにいた人が書いたものとか、引き出した発言が、…

 rtと抱擁家族、ミッションズ4周年記念企画に出演し、しばらく活動をオヤスミする

日記は書いていた。今から10年以上昔のことである。しっかりした足取りで、毎日毎日書きつがれていったけれど、次第にそのストライドには元気がなくなり、ぽつりぽつり続いていく足跡、砂浜の上の頼りないフットスタンプみたいで、やがて注意していないと見…

ナボコフ『ローラのオリジナル』をめぐってメモ 1度書き加え版

ナボコフ生前最後の−不思議な言い方だが、あえてこんな風に書いてみたくなる−小説。中編程度の長さで構想されていたが、その死によって中絶された。故人の遺志により公刊されてこなかったが、偉大な父とその仕事を病的なほどに敬愛し、外部からの批判や著者…