2011-01-01から1年間の記事一覧

まがじなりあ・あちらこちら17 週刊誌戦争が始まる…のか?(途中からポエムのようになってしまう)

ブログもほんとにたまにしか更新していないが、そのたび『週刊文春』のことを書いている気がする。3.11以後、週刊誌の伝える情報はますます無くてはならないものになっている。『週刊文春』と『フライデー』は震災以後、毎週欠かさず買っている。もちろん面…

ぼくたちの好きな冒頭15 ナボコフ『カメラ・オブスクーラ』

光文社古典新訳文庫については、ドストエフスキーのブームがあったときに、ネットでもさんざん批判的なブログが書かれた。自分もジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』が新訳で出たとき、訳者あとがきの黒原敏行氏の意気軒昂な文章(いかに自分の新訳が正しいも…

 五ヶ月ぶりのライブはあした!

お元気ですか。自分は精神は図太くできているが、こう政治も経済も不安定だと、さすがにどんよりとしますね。先日も久しぶりにバンド練習をしましたが、東京の東側のある駅のホームから、投身自殺をする人が後を絶たないという週刊文春の記事を読んで、「SHI…

ryuto taonと抱擁家族、五ヶ月ぶりにライブを行う

まがじなりあ・あちらこちら 日本の夏、おれと原発の夏

雑誌はちょっとしたところに大事なことが書いてあったりするので気が抜けない。『週刊文春』9月1日号の和田誠による表紙画は、中村とうようの死を悼んで、『ニュー・ミュージック・マガジン』創刊号と、和田氏が装丁をした中村の著書二冊のイラストレーショ…

大衆決断の切り抜き帖3

西村賢太が描く北町貫多の物語は、このように様々な落差をちりばめることによって、読者を小説スパイラルの中に強引にひきずりこむのでした。 「おい、ぼく、明日岐阜に行ってくるからね」(「瘡瘢旅行」) という台詞における「おい」と「ぼく」の間の、歯…

ヘンな文章が好きだ 

さいきんハマっているのが、ものすごい熱量をもって、他人を巻き込んでいく、企業家とか、組織の長、みたいな人についての記事だったりインタビューだったりを読むことで、自伝は読まない。客観的に、そのそばにいた人が書いたものとか、引き出した発言が、…

 rtと抱擁家族、ミッションズ4周年記念企画に出演し、しばらく活動をオヤスミする

日記は書いていた。今から10年以上昔のことである。しっかりした足取りで、毎日毎日書きつがれていったけれど、次第にそのストライドには元気がなくなり、ぽつりぽつり続いていく足跡、砂浜の上の頼りないフットスタンプみたいで、やがて注意していないと見…

ナボコフ『ローラのオリジナル』をめぐってメモ 1度書き加え版

ナボコフ生前最後の−不思議な言い方だが、あえてこんな風に書いてみたくなる−小説。中編程度の長さで構想されていたが、その死によって中絶された。故人の遺志により公刊されてこなかったが、偉大な父とその仕事を病的なほどに敬愛し、外部からの批判や著者…

久田将義『トラブルなう』(ミリオン出版、2011年)

『噂の真相』は2004年4月号をもって休刊した。今では年に何回も、好きだった雑誌の休刊のニュースに接しているから、いちいちにそう悲しい思いもしないが、この時は本当に寂しかった。休刊まえの何号かは、表紙で休刊までのカウントダウンをやっていたが、そ…

『ローラのオリジナル』のためのメモ

ナボコフ最後の小説。中編程度の長さで構想されていたが、その死によって中絶された。故人の遺志により公刊をされてこなかったが、偉大な父とその仕事を病的なほどに敬愛し、外部からの批判や著者に不利益な仮説に対して忠実な番犬のように戦う反面、ナボコ…

分別ざかり、その出演者についてのメモワール、あるいはポルトレ、そしてタイムテーブル。

2006年の新木場、海風吹きすさび砂塵が巻き上がる湾岸の砂利が敷かれた空き地で何があったか。一般にはRAW LIFEというインディペンデントなロックフェスで、DE DE MOUSEという無名のエレクトロニカアーティストが、その場に居合わせた貪欲な音楽好きに、だれ…

分別ざかりの告知その4 携帯DM篇 4/5

えー、相変わらず告知の話ですが、実際に親交のある友人知人には、携帯メールでも一斉告知を行っている。これには賛否あるかもしれないが…。日常に暴力的に侵入してくるスパムめいた長文メール…。まあ、愉快でないなら、言ってください。気配を出してもらえ…

イベントについていろいろ考えを持っている。イベントとはどういうものか。人と人が集まって音楽をかけたり、酒を飲んだり、話をしたり、同じ方向を見たり、ばらばらな方へ視線をさまよわせたりする。ある人は浮かれ騒いでいるし、ある人は棒のように立って…

イベント告知その3 3/5

市橋被告が逃亡中に見ていた日本の風土と、ぼくらがそれとなしに見ているそれと、朝吹真理子と西村賢太がおなじ壇上から見ている個々の文学的なパースペクティブと、路上のガラクタとかゴミ捨て場とか残飯の入ったゴミぶくろを見る坂口恭平の視点とそれらを…

分別ざかりの無分別vol.2、その告知第二回

おなじ目線で見ているのに、見えてるものがぜんぜんちがう。その面白さ、それと悲しさ。あるいは、誰も見つけたことのない、とっておきのアイデア。 ryuto taon と抱擁家族企画『分別ざかりの無分別 VOL.2』 日程 2月18日(金) 時間 24時〜29時(all night …

分別ざかりの無分別リヴィジテッド

●ryuto taonと抱擁家族企画『分別ざかりの無分別 VOL.2』 日程 2月18日(金) 時間 24時〜29時(all night event) LIVE ACT/DJ To be announced... 会場 高円寺クラブミッションズ(http://www.live-missions.com/) Tel:03-5888-5605 料金 1500円+1ドリン…

年末から寒い日がつづきますが、いかがお過ごしですか。ぼくは年始から五反田団の工場見学会、シベリア少女鉄道スピリッツ、蓮沼執太フィル、進行方向別通行区分と、暇を良いことに見たいものを見て歩いています。さて、連休も終わったし明日からそろそろエ…

告知と年頭の抱負

あけましておめでとうございます。わたしかちゃくちゃは、2011年はキャパの大きい、機知に富んだカッコいい大人になりたいと思っているがその道行きは暗く険しい。才に富み心楽しい友人たちに遊んでもらっているのはいいが、それだけではやっぱり不足があっ…