2008年わたしの最良の書籍20冊

1994年から買った本、読んだ本のリストをつけている。リストには簡単な読後の評価もつけている。
そこで去年、高い評価を与えているもの20冊を選びだした。機械的に上位のものを抜き出して、なかで読んでいるときの高揚感が思い出せるものを残した。刊行年がない上半分は08年に出たもの。順序に意味はあまりないです。

濱野智文『アーキテクチャの生態系 −情報環境はいかに設計されてきたか』(エヌティティ出版
保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』(新潮社)
ウラジーミル・ナボコフ 若島正訳『ディフェンス 新装版』(河出書房新社
佐藤幹夫自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』(朝日文庫
山本精一『ゆん』(河出書房新社
小谷野敦『聖母のいない国―The North American Novel』(河出文庫
小林信彦『<後期高齢者>の生活と意見』(文春文庫)
香山リカ『ポケットは80年代がいっぱい』(バジリコ)
アラスター・グレイ 高橋和久訳『哀れなるものたち』(ハヤカワepiブック・プラネット)

ジョン・クラカワー 佐宗鈴夫訳『荒野へ』(集英社文庫、2007年)
ハーマン・メルヴィル 坂下昇訳『幽霊船 他1篇』(岩波文庫、1979年)
行方昭夫『英語の発想がよくわかる表現50』(岩波ジュニア新書、2005年)
河野一郎『翻訳教室』(講談社現代新書、1982年)
トニ・モリスン 大社淑子訳『青い眼がほしい』(ハヤカワepi文庫、2001年)
谷沢永一『牙ある蟻』(冬樹社、1978年)
三浦俊彦エクリチュール元年』(海越出版社、1998年)
江藤淳アメリカと私』(講談社文庫、1972年)
小島信夫『小説の楽しみ』(水声社、2007年)
大塚英志 大澤信亮『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(角川ONEテーマ21、2005年)

あれ、19冊っきゃないや。行方昭夫と河野一郎の英語本は何冊か読んで充実したので、では二人の翻訳本のいずれかを。