Beltorchiccahttp://www14.big.or.jp/~onmars/)で紹介されていた田中宏輔(http://www.shimirin.net/sanchoku/tana_a1.html)の「ジャンヌとロリータの物語」はとても刺激的だった。バロウズ椹木野衣も、ウェブ空間にこんな詩人が現れるとは夢にも思わなかっただろう。

http://www.kt.rim.or.jp/~shimirin/test/janne_to.html

文芸、映画、聖書、辞書など、あらゆるテキストの断片が縫い合わされて、まったく別個の詩がつくられる。ロリータ、ジャンヌ・ダルクパゾリーニリア王といった人物たちが登場する、まるで高橋源一郎の小説のような趣向も魅力的。聖書や英和辞典から拾われたことばが出てくるあたりは、本当にゾクゾク来て焦った。