コンビニでおれ一人で永劫回帰で

コンビニ成人向け雑誌コーナーで相澤サンタ(つまりサンタのコスチュームを纏った相澤仁美の『スコラ』1月号表紙グラビア。わざわざ括弧注をつけてキモさを軽減しようという苦慮が逆効果!)との偶会をつうじて季節感を得るおれ。

惚れ惚れと手にとって数秒後、電撃的に脳を経巡ったのは、ああこうしておれは去年も相澤サンタとこうしてこの時期同業店で出会い、同じ感興を得たというデジャヴ、いやしかしこれは実際の経験であるのだからデジャヴなんて上等なものでなく紛れもないシェイムフルなリアル、そんな風な変わりばえ絶無の自身のどん詰まりの来し方を唾棄したのち葬るべく、おれは穴でも掘ってこれまで手にしてきたグラビアをまとめて埋め去りたい、そしてかかる仕事終えたのち、できることならば自分も同じ穴に、と、それじゃあ何の解決にもならんじゃないの、と頭の中で分身が分身と冴えぬ漫談を展開する。しかしおれは本当に進歩がない。まして進歩のなさを実感させるのが相澤サンタというのが格別、進歩がない。しかしこの相澤サンタ、去年の相澤サンタよりも進歩がある、すばらしい、見ていて心が浮き立ってくる、と思い、ついで、そういえば去年のってどんなだっけ?と、ふらふらと「相澤サンタ とてもいい」で、何万便繰り返した夜更けのググり旅、導かれるままになぜか見なれたURL、色即是空の境地でクリック、開かれたるは去年の当サイトのアーカイブ。そこには新鮮な感動につつまれて相澤サンタをめぐって日記を書いているおれがいた。

http://d.hatena.ne.jp/breaststroking/20051219

淡々とした日常?永劫回帰?もっとフィットする言葉をおれにくれ。