dead kが提唱するネオ・アンダーグラウンド

Green Milk From The Planet Orange(http://www.green-milk.com/)は刺激的で濃厚な楽曲を演奏をするプログレバンドだが、フロントマンのdead kが、アンダーグラウンド音楽が抱えるシーンなきシーンという欠陥に問題意識を持ち、「ネオ・アンダーグラウンドシーン構想」というマニフェストを打ち出した。
http://blog.biancaworks.com/?eid=542107

簡単に言えば、いま東京では、アンダーグラウンドですごいバンドが日夜ライブを行っている。しかしシーンがないゆえに彼らの活動はタコツボ的で、横断的なものになっていない。つまり、良いバンドが順調に集客を高め、音楽で食べていけるようになるという順序を踏むことができていない。ゆえに、緊張感のある音楽を鳴らしているバンドも、自身の生活すら音楽で維持していくことができず、何年か後には廃業してしまう。対バンを組んで輪を広げていっても、ちいさなシーン同士が接続していかないから狭いコミュニティで終わってしまう。

ライブに通いつめている自分も首肯する部分が多い。日米のシーンのちがいなど、アメリカでのライブ経験から出てきた問題意識も興味深い。10月7日にはフォーラムが行われる予定。dead kは議論を始めるために、mixiマニフェストを掲げ、コミュニティを設けた。議論は主に、そのコミュニティで活発に行われている。