向井秀徳のかつてのエッセンス

 みんな輝いとるなー、光に照らされて、がぜんきらきらしまくっている街の若者たち、女たち、少女たち、に、俺はそんなに輝けないのに、と、うらやましがり、疎外感みたいなもんを勝手に感じ過ぎったりしてヨ、違和感を頂いたりな。
 孤独だ…、と、まったくもってしょうもない感傷に浸ってるわけだ。

向井秀徳「DRUNKEN HEARTED」 『HB vol.1 2007年夏号』HB編集部

1997年、<福岡シティーの繁華街>をうろついていた向井の心象風景。短いけれど、手元に置いておいて何度も読み返したいエッセイだ。

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