原宿で康本雅子にぶっ飛んだ。

23日。ラフォーレ原宿で「HARAJUKU PERFORMANCE +」(http://www.lapnet.jp/eventinfo/img/cm/lm/071222_hpp/content.html)の楽日を見る。precog(http://precog-jp.net/)が共同制作、吾妻橋ダンスクロッシングhttp://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=650)が協力(というか、桜井圭介というキュレータの方がどちらもやっているそう)している広義のパフォーマンスのイベント。すごいね、整理券も千番台だったし、会場見ても満員。ここ2〜3年脚光が当たっているパフォーマンスアートの最前線、なのか、ここは?

こういったイベントを見ていると、ダンスとか演劇とか芸術とか音楽とか分類はどうでもよくなって、ただもたらされる刺激の総量で善し悪しを判断してしまう。全体では、O-nestなどのよく行くライブハウスで行われていることの方が刺激的であると感じた(からいレポートも見つけた id:ionlylovetwice:20071222)。しかしついに初めて見た舞踊家康本雅子http://yasumotomasako.net/)には度肝抜かれた。ナンバーガール森見登美彦を思い出す狐のお面をかぶって、女狐のダンス。動きも、衣装も、表情も、艶めかしすぎる。もっと早くから追っていたかった。1月5日はトップランナーか!

やはり衝撃を受けた方のブログエントリ http://noaki.blogspot.com/2007/02/blog-post.html
つぎは与野でやるそうなので行きたい。 http://www.realtokyo.co.jp/events/view/10903

#以下追記。桜井氏の考えを知るには、『美術手帖』2005年」12月号の特集「dance?? dance!? DANCE!!」に収められた二編の対談が手っ取り早い。この一方の対談で、岡崎乾二郎は冒頭、次のような発言をしている。

今回の「吾妻橋ダンスクロッシング」を見せていただき、正直言って、いちばん感心し、かつ可能性を感じたのは、桜井さんの、ダンスのコンピレーション・アルバムをつくるというコンセプトでした。今が旬の、それぞれは長尺もののダンスをインデックス化し、つまみ食いしてしまおうという発想。(中略)一方、集められた芸は桜井さんの設定した受け皿だけに引っかかる、内輪のお座敷芸に収まってしまっている閉塞感も感じました。