ナスカ・カーhttp://sound.jp/nascacar/)とKIRIHITOhttp://www.geocities.co.jp/MusicStar-Vocal/9526/blackangle_001.htm)が対バンするというので20000Vまで行ってみたら、日にちを間違えてた。20日だった。もぎりをやっていたのは早川店長で、「キリヒト愉しみにしてます」とか言いながら20日の前売りをメンバー当人に売ってもらうという甘酸っぱい体験をして、でもこのまま帰るのも阿呆らしいのでメルマガ6号を発刊(http://www.melma.com/mag/96/m00080996/index_bn.html)したばかりの西荻御大尽(id:ESSAIM)に電話を入れて、荻窪ささま書店で落ち合って安酒を飲んだ。吉田健一河上徹太郎小林秀雄室内楽演奏会の話はぜひ日記に書いていただきたい。

ささま書店は半年ぶりくらいか。落語本や映画本を並べていたレジ前の棚が除かれていて、ずいぶんすっきりした感じになっていた。ナボコフ本はないけれど吉健が増えた。野口冨士男もある。吉田健一のサイン本を二冊も三冊も当たり前という感じに並べてあって、その突き抜けた素っ気なさが笑えた。

駅前の岩森とささまで次の本を買った。

小島信夫『私の作家評伝I -草平・秋声・漱石・鴎外・武郎・藤村-』、『私の作家評伝II -四迷・泡鳴・虚子・花袋・蘆花・啄木-』、『私の作家評伝III -子規・続漱石・鏡花・秋江・浩二-』(新潮選書)、林達夫久野収『思想のドラマトゥルギー』(平凡社ライブラリー)、丸谷才一『年の残り』(文春文庫)、小林信彦悲しい色やねん』(新潮文庫)、吉田健一『本当のような話』(集英社文庫)、高井有一立原正秋』(新潮文庫)、藤森照信『建築探偵の冒険・東京篇』(ちくま文庫)。

最後の一冊は贈答用。これだけで済んで、むしろ良しとせねばならない。