まがじなりあ・あちらこちら8 30年後の文化史のために(、ささやかな深夜のスケッチ)

下記用件を済ませた後、24時半を過ぎてコンビニへ行くと、連休明けで忙しそうに店員が二人がかりで雑誌の入れ替え作業を行っている中、店員の姿を黙殺して立ち読みに励む男たちが三人。彼らは一様に、搬入されたばかりの『週刊少年ジャンプ』を手にして『DEATH NOTE』に読みふけっているのだった。みんな同じマンガを見ているのは、後ろから見ると異様な光景である。そしておれも店員の殺伐とした雰囲気が届かないところまで雑誌を運んでから、憑かれたように2週間ぶり(間の悪いことにこのクライマックスの最中に合併号を迎えた)の連載を貪った。今ごろ、全国各地のコンビニにてこうしたコンビニ店員の殺伐とデスノート立ち読み者のがっつきがぶつかり合っているのだろうと思いながら。しかし水を買おうとしてまた別のコンビニに入ったら、そこにいた男らは皆『カイジ』を読みふけっていたので、おれのこの記録はバイアスがかかっておるかもしらん。それにしても、今週号でノベライズが夏に出ることが発表されていたが、西尾維新の影響力はものすごいんだな、リアリティが持てない。