ジュンク堂から1

上遠野浩平によるレムの『砂漠の惑星』(ハヤカワSF文庫)解説は好きじゃないが、森見登美彦の『太陽の塔』(新潮文庫)解説の本上まなみはオッケーだ。遊びじゃないんだ、という感じが文章から伝わってくる。オタを理解し優しく包み込む菩薩の系譜に本上は乗っかっている。