1-3.つらつらと感想

ついでメインステージに流れていってちょこっとケツメイシを見たが3MCの声がよく、かつ歌とラップがうまく驚嘆した。日本のグループで3MCだと、たいがいデス声というか、不良声を出す低音担当がいると決まっている気がするのだが、この三人はもちろん中高低と音域に差があるのだが、どれも実に歯切れよく、きれいな声でラップをする。あと昨日見た湘◯乃風とくらべると、よりヒップホップなりレゲエなりのジャンルにきちんと問いかけを行った上で上手に換骨奪胎しているという印象を持った。言葉が音にうまく乗っていて気持ちがいい。

初日のオープニングをかざる湘南乃風はある種誠実でない態度で見たことは認めよう。しかし予想を超えるアクトだった。MCで平気で「つぎの曲は、東京で薬物をやってダメになって、いま北海道の北から二番目にある離島でベッドメイキングをやって出直している友達に捧げます(追記。大意です)」とか、ポンポンと出てくる。詞のメッセージもまっすぐ過ぎて思わず目を閉じたら億千の星が飛んでいちばんそばにお前がほしくなった。なぜか亀田三兄弟がシャドウボクシングしている様が浮かんだ。